脳をリフレッシュ!今日から始める脳活性化術

脳をリフレッシュ

脳をリフレッシュさせていますか?
脳の機能は何もしなければ、だんだん衰えていきますが、鍛えれば鍛えるほど元気になっていきます。
しかし、様々なことが便利になった現代社会では、脳を使う機会が以前と比べて減っていることも事実。
脳がどのように衰えてきているのかや、脳をリフレッシュさせるための方法を見ていくことにしましょう。

脳の衰えは日常的に感じている!

パソコン仕事

脳の衰えを私たちは日常的に感じています。

どのような衰えなのか、一例を挙げてみます。

パソコンの普及で漢字を忘れる
電卓をつかうために暗算ができなくなる
コンビニ弁当や外食が増え、自炊をしなくなる

皆さんにも思い当たる節があるのではないでしょうか。
交通機関の発達によって移動手段も楽なものになり、掃除や洗濯などをするにも便利な電化製品が数多くあります。
このような社会の変化の中で、私たちの身体能力だけではなく、脳機能も衰えてきていると言えるでしょう。
現代社会が便利になったのだから仕方ない……
と諦めてはいけません。
日常生活の中で、脳をリフレッシュできる方法がちゃんとあるのですから!

脳をリフレッシュする効果的な方法

脳をリフレッシュするための効果的な方法として、『手紙を書く』『料理をする』『DIY(大工仕事)』などが挙げられます。
ぜひ、日常生活の中に取り入れてみましょう。

手紙を書く

手紙を書く

近年は誰かと連絡を取るためのツールの一つとして、メールがごく当たり前のものになっています。
ですが、脳をリフレッシュするには、メールをするよりも手紙を書くほうがお勧めと言われています。
手紙はペンを持つために手のひら全体を使い、漢字を思い出しながら書かなければいけないので、それが脳の活性化につながります。
また、手紙を書いているときは漢字を思い出そうとするだけでなく、どんな文章にしようか考えると共に、手紙を送る相手のことにも色々想いを巡らせます。
そうすると、脳はより活発に働きます。
相手の喜ぶ顔を想像しながら、便箋や封筒を選ぶのも楽しいですね。

料理をする

料理をしている女性

自炊することも、脳のリフレッシュには効果的です。
料理が出来上がったときの味や香りをイメージしながら、いくつかの作業を同時進行することで、脳を沢山働かせることができます。
毎日外食したりコンビニ弁当を食べたりするよりも、自分で料理するほうが栄養バランスも良いですし、経済的な節約にもなります。
良いことづくめの自炊……料理が苦手な人も続けていくうちに腕が上がっていくでしょう。

DIY(大工仕事)

DIY(大工仕事)

近年流行しているDIYは、Do IT Yourselfの略です。
『自分でやってみる(作ってみる)』ことで、大工仕事(または日曜大工)のことを指しています。
お気に入りの家具が壊れてしまった……
そんなときは、できる範囲でDIYをしてみるのもいいですね。
DIYも脳の活性化に有効なので、ぜひ出来上がりをイメージしながら、作業するようにしましょう。

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好きなことに熱中して脳をリフレッシュ!

遊びや趣味などでも、脳をリフレッシュすることができます。
上記の『手紙を書く』や『料理をする』、『DIY』をすることもそうですが、自分の好きなことに熱中するのは、脳にとっても良いことです。
遊びや趣味の中から、脳の活性化にお勧めのことを紹介しましょう。

折り紙やあやとり

折り紙の鶴

昔から親しまれている遊びには、折り紙やあやとりなどがあります。
こうした昔ながらの遊びは、完成形をイメージしながら両手を動かすので、脳のリフレッシュに適していると考えられます。
子供たちにも、できれば携帯ゲームよりも、折り紙やあやとりなどで遊ばせるのが望ましいのではないでしょうか。
小さな頃から、昔ながらの遊びをしていることで、より脳の機能が高められるはずです。

レゴ・ブロック

レゴ・ブロック

近年子供に限らず、大人たちにも人気となっている遊びの一つにレゴ・ブロックがあります。
動物や乗り物、街並みなど様々なものをモチーフに、ブロックを組み立てていく遊びです。
想像力をかき立てられるレゴ・ブロックも、どこにどうブロックを加えていくか考えながら手を動かす必要があります。
小さなものから大作まで、色んなものが作れます。
子供と一緒に楽しめるのも魅力ですね。

大人の塗り絵

大人の塗り絵

塗り絵も、脳のリフレッシュに大きな効果を発揮すると言われています。
子供の頃にキャラクターものの塗り絵に夢中になったという人も多いでしょう。
ここ数年は『大人の塗り絵』というものも発売されていて、中高年層や働く若い女性たちを中心に人気を集めています。
子供用の塗り絵と違い、シンプルだけれども細かいデザインの大人の塗り絵は、ただひたすら塗る作業をしていくうちに、脳が活発に動くだけでなく、精神的なイライラ解消にも役立つとされています。
色を塗っていくだけの単純作業ですが、脳や心にとても大きな癒し効果をもたらしてくれることでしょう。

会話をして脳を活性化させよう

会話をする女性

ここまで日常生活の中でできる脳の活性化方法を色々見てきましたが、脳を活性化するのにもっとお手軽な方法があります。

それは、誰かと会話することです。

会話しているとき、私たちの脳はとても活発に動いています。
様々な話題で会話が弾んでいると、主に次のような脳の分野が活発化します。

ブローカ野:話すことや文章の組み立てに関係する部分
ウェルニッケ野:言葉を聞き分ける部分
視覚野:後頭葉にある見ることに関係する部分
側頭葉の下側:会話している相手の表情を判断する部分
聴覚野:側頭葉にある聞くことに関係する部分
運動野:口を動かすことに関係する部分
前頭葉・海馬:記憶に関係する部分

このように、様々な分野が活動するのです。

脳を活性化させる会話のコツ

会話さえしていれば、誰とどんな話をしていても脳が活発に動く……そういうわけではありません。
脳を活性化させる会話のコツとしては、「面白そうな人だな」「この人のことをもっと知りたい」などを感じた人と興味のある話題で盛り上がることです。
あまり親しすぎる間柄、苦手な人との会話や初対面の人との興味のない会話では、脳の働きは低下してしまいます。
様々なことに興味を持ち、色んな人とかかわりながら相手の話をよく聞いて、自分の意見もわかりやすく話すことを常に心がけましょう。

好きなことを長く続けている人は脳が衰えない

楽器「エレキベース」

楽器演奏や英会話など、好きなことや得意なこと持っている人の脳は、衰え知らずです。
脳を長年使っていれば、その面積も広くなっていきます。
例えば、長年ギターを続けている人の場合、脳内の運動野が活発化しているのですが、このようにある得意分野に関する脳が発達していると、その好影響が脳全体にも及びます。
その結果、脳を若々しく保てるというわけです。

脳機能を高めるドーパミン

自分が好きなことや楽しいと感じることに夢中になっているとき、ドーパミンという脳内物質が多く分泌されます。
この名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
快感にかかわる物質であるドーパミンには、やる気を出す効果だけでなく、記憶を速やかに定着させる、情報処理の効率化、新発想が生まれることを促すなどの作用もあります。

さらに、運動機能の調整もしてくれます。

ドーパミンは、脳の運動にかかわる部分に対して、潤滑油のような役割を持っているのです。

脳を鍛える鍵は日常生活の中に!

趣味の写真を撮る女性

脳を鍛えよう!と思ったら、今日から簡単にすることができます。

何か特別なことをやらなくても、日常生活の中でできることは意外と多いもの。

外食を減らして、自炊の回数を増やす
家具が壊れたら、自分で直してみる
遠くに住む友人にたまには手紙を書いてみる

など……

また、何でもいいので夢中になれる趣味を持つことも大切です。

趣味を楽しみながら、脳を若く保つことができますから一石二鳥ですね。

投稿者プロフィール

脳科学吉宗
脳科学吉宗
脳を研究しつづけてきました。脳をきたえる為のトレーニング方法や病気と脳の関連性の記事を書いています。右脳と左脳の違いや動物の脳と人の脳の違いも研究しています。
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